murmur
「TurboLinuxカーネル
バージョンアップ顛末記」


1999年7月7日

 不幸の始まり:以前からコマーシャルのあった日経Linux創刊前号を昼休みに購入したのが苦しみの始まりだった。新しいカーネルがTurboLinux4.0で2.2.9になって収録されていた。
 わがWebマシンは一応Dual・Celeron300A(勿論クロップアップ450A)でSMP対応の2.0.36にしていたが本物のSMPにしたいと欲求が沸いてきたので、カーネルをアップしようと思い立った。RPMで簡単に出来るのでさっそくわくわくしながら、ついでなのでその他のパッケージもアップしようとした。
 
 GOGO、突然 Segment Fault (-.-; 何と途中で落ちたではありませんか?運用しているWebでこんな事態になるとは・・・・

 気を取り直して、立ち上げ直したらWMが起動せずロクイン画面から進まない状態で・・・でもHTTPDは動いているようだ、せめてもの救いである。でも、何とかせねばと頑張ったが立ち上がらなくなるまでになった。代替えきメールサーバに不安定だが切り替え(NICカード2枚差し、よく途中でストールする)皆さんにご迷惑をおかけしました。

 遅い時間になったので、そのままにして帰宅。


1999年7月8日

 昨日に続き、悲しいWebの修復である。丁度 TurboLinux4.0 が発売される日でヨドバシカメラに問い合わせ店頭に並んでいることを確認し9:30分に買いに行く。ついでにバックアップのツール、DiskCloneも買った。

バックアップ考:ハードディスクは、消耗品で24時間運転で5年ぐらいが限界である。(経験則:24時間運転システムの開発者弁)つまりハードディスクのベアリング・ヘッドなどメカ部分の寿命が使用期間によるようだ。したがって、ディスクアレイで動作させても両方が駄目になる可能性があり我が社の規模からしても無駄なような気がする。したがって、一度作成したハードディスクを別のハードディスクにコピーして保存しておき、定期的に循環させる方式を取ることにした。(HPなどの更新が激しいものは個別にセーブしておく)そのツールがDiskCloneで、最初はどきどきものであった、FDみたいに書き込みプロテクトがないので、転送元・転送先を間違えると大変なことになるので本当に、神経をすり減らした。

 さて、新しいHDにTurboLinux4.0を入れる、インストーラはディスクパーティション自動方式が加わり何も考えずにインストールできるようになった。全てを選択してインストールも簡単に終わった。

 WMの選択が出来ると説明書に書かれていたので、実行してみるが(turbowmcfg:4.0になって環境設定がすべてCUIになり個別で設定するようになった。例えば、サービスの起動は turboservice などである)変えたとたんにログイン画面から壁紙状態になったまんまであった。「えっ!」 CTRL+F?(7/8) で WMをやめCUIにして turbopkg を起動してみるとなんと・なんと 全てのはずか、KDE・GNOMEが入っていないではないか・・・早速入れてみる

 WMが変わった、KDEがWindowsによく似ていてまあまあ使い良いようだが、私は GNOMEが気に入っている。日本語フォントも結構よくツール類のセンスのよさにはもうこれでWindowsは要らないと感じた。

 疲れた、今日はここまでである。


1999年7月9日

 先の、3.0が入っているHDをマウントして、データやら環境やらをコピーして運用できるようにした。

 これで、カーネルが最新のものになり、ディスクトップ環境もとても良いものになり結構気に入っている。でもこの、3日間の疲労度は悲しいものである。

 夜遅くなり、DiskClone を使ってシステムのバックアップHDを作成した。疲れた疲れた・・・・・・

教訓バージョンアップは万全の態勢で行うべし。



 
 

(無断転写を禁ずる、参考にならないと思うが・・・)