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江戸市井作品に登場する仕事

 江戸市井作品に登場する商家・職人や、必ずしも物語に関係しないが、風景描写で現れる町並みに点在する小屋等、職業に関するデータを整理しました。仕事としての範疇に入れるべきか判断に迷うケースもままありますが、独断と偏見でまとめました。

当然の事として、原作を尊重しましたが、以下のケースでは集約したり、対象外としたものがあります。

@ 類似しているものを集約         錺師・錺職・錺職人→錺職人  版木彫り、版木職人・彫師→彫師のような場合、一つに集約しています。
A 省略した職業 番頭、手代、女中、奉公人、板前等は商家や料理屋等に、ほとんど存在・登場していますので、原則として対象にしていません。
B 武家の階級 武士が登場するケースにおいて、侍社会に関する階級その他は入れてありません。但し、同心のみは多く登場しますので対象としました。
C 博打に関して 博打場の場面が多く登場しますが、博徒に関係する情報は(胴元、壷振り、親分など)原則として割愛しました。(主人公は別です)
D 小屋の扱いについて 見世物小屋等の『小屋』は材木問屋、材木屋等と少し意味合いが異なりますが、生業をする人がいるはずですから、仕事の対象としました。(かなり漏れがあるかもしれませんが・・)
E 屋と職人の違い 雪駄屋、雪駄職人等の場合、は店を持った商家、職人は店を持っていないように思われますので、これらは区別しています。

登場する商いや職人等の種類は凡そ400種余りの膨大なものです。よくぞ考えたものだとつくづく感心をしています。

最も多く登場する仕事は『小料理屋』で44作品に現われます。引き続いて『岡っ引』、『大工』、『小間物屋』、『水茶屋』などが多く登場しています。但し物語の中で重要な役割を持っているとは限りません。物語の主人公の仕事はバラエティーに富んでおり、登場回数はそれほど多くありません。

一方、作品の方から眺めますと、『立花登檻シリーズ』が最も多くの仕事を登場させています。その数110余りです。続いて『よろずや平四郎』、『彫師伊之助シリーズ』、『用心棒シリーズ』等各々80以上です。短編作品でもかなりの仕事を登場させているものがあります。

仕事・商売が全く登場しない作品はありません。但し屋号が全くない作品はあります。詳しくは江戸市井作品の町並みをご覧ください。

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登場する仕事の種類 400以上の仕事を五十音順に表示しています。
その仕事が登場する作品の数を表示しています。
登場する仕事のランキング 沢山の作品に登場する仕事を整理しています。
仕事と作品の関係1 類似・関連する仕事を集約して、仕事と作品の関係を整理しています。
ランクトップは「茶屋・料理屋」関連です。
仕事と作品の関係2 トップを除く上位5業種の仕事と作品の関連です。
登場するユニークな仕事 一つの作品のみに登場する仕事は凡そ190程度ありますが
ユニークな
80種を挙げました。(独断・偏見です)

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